東京製鐵

2005/04/20 19:53<日経>◇東京製鉄の前3月期、14年ぶり最高益・鋼材値上がり寄与
 東京製鉄が 20日発表した2005年3月期単独決算(連結は非開示)は、経常利益が740億円と前の期の5.6倍に拡大し、1991年3月期以来14年ぶりに過去最高を更新した。鉄スクラップなど原料の価格は上昇したものの、製品である鋼材価格が大幅に上昇、採算が改善した。年間配当を14円増やし20円とする。


悲観することはないよね?
で、

            H17/3期の業績予想     H18/3期業績予想     昨年と今年の業績予想
            (昨年4月短信発表)        (昨日発表)              変化率

売上高            2,250 億円             2,400 億円          6.7 %

経常利益           370 億円               580億円          56.8 %

純利益             270 億円              340 億円          25.9 %

1株当純利益         174.13 円            219.28 円           25.9 %

今回の業績予想数値は先期の期初予想と比べればかなりの底上げ。
売上見通しは決して弱気とは言えない。
利益面では税負担の上昇でEPSの低下こそ避けられないが効率経営で知られる東鉄のこと、先期同様に期中の上方修正余地は十分あると思われる。
また、会社側の今期予想は鉄スクラップが30,000円/tという前提になっていて、
ちなみに今期の販売数量350万tとすると、
鉄スクラップが1,000円下がるとEPSは13.5円増える。
前期実績では鉄スクラップは25,000円/tだから、
5,000円/t(EPSで68円)保守的に見ているということ。


と言う意見もあるので、もう少しホールド(^^;

「EPS/1株当たり利益」
1株当たり株主資本は、株主資本を期末発行済株式数で除した数値です。株主の払込金と過年度からの利益の蓄積で構成される「株主のもの」である株主資本の 1株当たりの持分を表したもので、「1株当たり純資産(額)」とも言います。この1株当たり株主資本は、持分証券である株式の投資価値を測定する指標として利用されています。

  (計算式) 1株当たり株主資本=株主資本/期末発行済株式数(円)

  • 終値ベースでの損失は\2,135円