外貨投資の本

「外貨投資で1000万円絶対もうかる本」英知出版(株)、という本(ムック)を買った。
確かに説明が分かりやすく、お薦めしたいところなのだが、一部にどうしても認められない記述がある。それは、
「利確20銭、損切り10銭というライン設定なら、3勝6敗でもトントンの収支になる」
という部分。
これ、ハッキリ言って「大ウソ!」
例えばこの本の説明では、上のライン設定で100回取引し、レバレッジが4の場合、33勝67敗としての計算は下記の通りとしている。
(0.2円×33勝−0.1円×67敗)×4=-0.4円
確かに本当の様に見える、しかしこれは手数料を無視したウソだ。実際には、1ドルあたり10銭の手数料がかかるので、
((0.2円-0.1円)×33勝−(0.1円+0.1円)×67敗)×4=-40.4円
ものすごい損失だ。例えば1万ドルの取引だと、40万円くらいの損失になる。
初心者向けのムックでこういう事を書いてはまずいのではないか?
実際に3勝6敗でもトントンの収支にする為には、「利確30銭、損切り10銭というライン設定」にしなければならないのだ。
しかもこれはデイトレの場合であって、日にちがまたがるようなら、「利確40銭、損切り10銭というライン設定」にしないといけない(往復で手数料がかかるから)。

非常に問題がある記述なので、ただいま編集部に電話で確認中(^^;